フレーム




 
ファイトーっ!いっぱーつっっ!!ってのをやりたくて一時ボルダリングをかじってました。カラフルな壁でスパイダーマンごっこ
するアレ。指先に自分の全体重を預けるなんて経験は初めてだったのですけど、そんなプレッシャーも下に安全マットがあることで
相殺されるのでまあ楽しいといえば楽しいけれど苦しいといえば苦しい。ビル火災にあって窓際に追いつめられてクリフハンガー
でもならない限りあんな経験は今後もまずないだろうし実際そんなときにリポビタンDを飲む余裕などないってことはわかったのです
けど、非日常マンガ的シチュエーション&そんなに栄養ドリンクでもないのにポパイのほうれん草的効果の劇薬という開き直った感
のあるギミックの面白さで成功したのだとおもう。に対して最近のオロナミンCもかなり開き直ったウソをついていて重い会議も
みんなでオロナミンCを飲めば空気が一変!?会議ハツラツ!!というのをこの前たまたま見まして、普天間問題もオロナミンC
解決しそうな勢いだった。基地ハツラツ!ただのインスタントなのに違いがわかる男のゴールドブレンドと宣ってたネスカフェ時代の
CMはウソなのにあくまでも本当を装っていてウソを貫き通すという姿勢を決して崩さなかったけれども、今は違いがわかる男なら
インスタントなんて飲まねーよとTwitterで突っ込まれる。なにもかも筒抜けのウソが通用しない時代になってくると広告のスタンスも
変わざるを得なくなってきました。自分がおもうに以下の3つのレトリックに要約できるとおもう。
1、開き直った見え見えのウソをつく(岩男も顔を洗うとキムタクになるとか会議ハツラツとか)
2、可愛いウソをつく(キャラクターイメージに転嫁させるとか上戸彩に飲ませるとか)
3、ズバリ本当のことをいう。
もうこれしかない。みんな3ができたら幸せになれるのになあ。なれないか。
ズバリこの問題を解決できる人は日本にはいませんとか。この商品はまあこの程度ですけど愛してねとか。