ストーリーテラー




 
下二枚は夏の写真。GWちょっとだけ夏の予感がしましたね。過去写真と今の写真を混ぜて組み写真にしたりするとなんだか
走馬灯みたいだなあとおもいました。わたし遠い未来にあなたとまた出会う。まるで世界はパラレルワールド
妄想世界の穴に陥った妄想狂の主人公が自らを伝説の騎士と思いこんで怪物を退治するメタフィクションといえばドン・キホーテ
・・じゃなくてアリス・イン・ワンダーランドなんですけどまあまあおもしろかったです。アリスは不思議ちゃんなんだからさー
わざわざ剣で戦わなくたってメルモちゃんのキャンディみたいなクッキーで巨人になって怪物をプチて踏みつぶしちゃえばええやん?
あの不機嫌なしかめっつらでプチって。そっちのほうがワンダーランドぽいとおもいませんか。結末は巻物の予言どおりっていうか
結末がわかっていても観てしまう物語、について考えていたのですけど、過去と未来は今という一瞬にパラレルに束ねられている
のにも関わらず、ぼくらに「時間」という錯覚が与えられているわけなんですけども、たとえば水戸黄門はのっけから印籠を出して
しまえば誰も痛い思いなどせずラヴ&ピースでスピード解決するのにも関わらず、わざわざ助さん格さん、やっておしまい!って
悪人をめっためたにやっつけた挙げ句、トドメの印籠で土下座させるのは黄門さまの人が悪いからではなく物語にはカタルシス
必要だからです。のっけからトドメの波動砲打っちゃダメだし、のっけから今週のビックリドッキリメカ出しちゃダメなんです。
結末がわかっていても観てしまう物語にはカタルシスが、魂の浄化が必要なんです。結末がわかっていても演じてしまう物語、
それは人生ですよ。