あけましておめでとうございます。

 

 

 

 

1947年創業の老舗。蜂屋。http://r.tabelog.com/hokkaido/A0104/A010401/1003302/

 

 

フローズンT

 

 

久しぶりに北海道の実家に帰省すると、普段いかに同世代か若い世代の偏った層としか接してなくてファミリー世帯とも
無縁なんだなあ、と気づかされるのだけども田舎で触れる人々は子供からお年寄りまで、それこそゆりかごから墓場まで
人生のタイムラインにズラリと並んでいて、どこの誰かが亡くなったという話と同時にどこの家に子供が生まれたなんて
話も聞くから、それはまるで生と死のメリーゴーランドのよう。うちも母が亡くなりぎこちない空気が漂っていた親父と
男二人だけで過ごす実家の正月も、たまに遊びにくる賑やかな甥と姪の未来や、時の流れがうまく場を取り繕ってくれた
ようなそんな気がする。どんな家族であれ永遠に変わらないということはないから、メリーゴーランドから1人また1人
と降りていっては新たな命も乗ってくる。時はグルグル巡る。そのタイミングは人それぞれなんだろうけど。
実家は昔から神道系なので毎年正月に決まった教会に参拝に行くのだけども、そこに居合わせた100歳のおばあちゃんが
背筋をピンと伸ばして白い窓に逆光で凛とした立ち姿が美しかった。なにもない白い国だからこそ人が際立つのだと思う。